通勤時間が長いと、幸福度が下がるということを知っていますか?
ここでいう幸福度とは、人生においてどれくらい幸せに感じた瞬間があるかということ。
たとえば、職場満足度や感情的満足度、将来満足度などのことです。
通勤時間の場合は、どれくらいストレスを感じていないか、仕事の生産性や生活の質はどうかなどを指します。
イギリス政府の統計データによれば、現在通勤している人は、通勤していないひとに比べて幸福度が低いことがわかっています。
つまり、在宅勤務している人のほうが、通勤している人よりもストレスが少なく、仕事の生産性においても向上するといえます。
通勤ラッシュに毎日耐えなければならず、当日の苦痛だけでなく明日も同じようなことが続くと考えると、会社に行きたくないという気持ちがストレスとなるのでしょう。
また同データでは、活動的でなくなり悩みが多くなるという調査結果も出ています。
通勤により心身ともにくたくたになることで、なにかしようという意欲が浮かばないのかもしれません。
このデータによれば、1時間以上通勤している人を対象とした調査において、通勤時間が1分増えるたびに幸福度が下がるそうです。
一方、ニッセイ基礎研究所の調査では、片道通勤時間において、幸福度が1番高いのが10分以内で、反対に幸福度が1番低いのが90分以上でした。
つまり、通勤時間が長いほうが幸福度が低くなることがわかっています。
幸福度を高めるためには、通勤時間があまりかからない職場選びが重要になってきます。