通勤時間は人それぞれです。
片道2時間かけて出社していたり、近い距離に会社があり通勤時間が5分だったりと、通勤に時間がかかる人とかからない人がいます。
なかには、通勤時間が長いことに魅力を感じる人や、短い距離にデメリットを感じる人もいます。
その理由は、通勤中にする作業(読書や音楽)が好きだったり、あまり通勤時間が短いと会社の人と自宅近くで会うからだったりするのでしょう。
しかし、実際の理想の通勤時間は何分くらいなのでしょうか。
それは幸福度から判断できます。
幸福度とは、その名の通り、幸せを感じる度合いのことです。
幸せが高いほど心が充実しており、低いと悩みが出やすくなります。
ニッセイ基礎研究所のデータによると、通勤時間の長さにより幸福度がことなり、通勤時間が長くなればなるほど幸福度が少なくなってくるそうです。
同データでは、理想的な通勤時間は10〜30分以内としています。
また「幸福の政治経済学」の著者であるスイスの研修者のアロイス・スタッツァー氏とブルーノ・フライ氏によると、幸せを感じる通勤時間は20分以内としています。
30分をすぎれば不満が蓄積され、1時間かかる場合は職場に歩いて通勤している人と同程度の幸福を得ようとする場合は、今よりも40%以上の給料を手にしなければならないとしています。
それほど長い通勤時間は幸福度を下げるのです。
マイアミ大学では幸福度を高めるための調査を行っており、それによれば新しい場所に行ったり、多様な場所に行けば幸福度が高まるという結果が出ています。
たまの金曜日に途中下車をして、新しいお店に入ったり、イベントに参加してみたりして幸福度を高めていきましょう。